3.雄別の生活:トイレ汲み取り(その2)

エピソード集の中の「トイレ汲み取り(その1)」を読んで、2枚の写真を拝見しまして炭砿に勤めていた40年前の「炭砿」の宴会の様子が思い浮かびました。
このHPを見ている方の中には、雄別におられた方もいらっしゃることですので、私の思い出とは違う体験をされた方がおられればご指摘ください。

2枚の写真を見ると、1枚目の野原での宴会で一升瓶が並んでます。そうなんです。詰所での宴会ですと最初から日本酒と焼酎の一升瓶が長いテーブルの上に並んでいるだけで、ビールなどありませんでした(写真は戸外ですので、敷物の上に並べてますね)。社宅での宴会でも、ビールが出されることは少なかったような気がします。
もちろん協和会別館などでの宴会や会合は、そうではありません。ビールで乾杯が普通のことでした。しかし詰所の集会場で行う宴会や、地域や職場の外で行う宴会は一升瓶でした。ビールが並んでるように1升瓶が並んでいるのです。

そして湯飲みに注いで乾杯です。酒を飲まない人のためにジュースなど買った記憶はありません。下戸の人は最初に注がれた湯飲みで乾杯すると、そのまま長テーブルに置き、あとは食べる専門とおしゃべりするしかありません。

3人か4人に一升といった勘定で用意したような思い出です。それでも足りなくなるといけないので、予備も用意するのが良い幹事でした。余ったら商事(購買)の売店に引き取ってもらえば良いのです。売店のおばさんも、その区の住民なのですから。

もっとも、若い者や勤続の短い人の中には、おばさんに足元をみられて拒否される人もあります。隣の老練な者や、近所の奥さんに再交渉してもらえば良いのですが、そういう人にかぎって内気でもんもんとしていたようでした。

詰所の集会場での宴会で、区長を招待したり招待しなくとも区長を事務所から引っ張り出すと、殆どの人が一升瓶をかかえて区長に酒を注ぎに行きます。一升瓶を抱えて列を作って待ってるのですから区長も大変です。詰所の係員でしたら「仕事がありますから」といって逃げられますが、区長が「仕事がある」と言っても実務は部下がするわけですし逃げられません。参加者も日ごろ敬して遠ざかってる居住区の最高責任者と遠慮なく話せるのですから座が盛り上がります。

家に帰っても「今日は区長と飲んできた」といえば話に花が咲き家族の平和につながります(凄くオーバー)。ですから老練な幹事ですと区長が帰宅していても「こういう人が集まってます」と詰所から電話して呼び出していました。とにかく酒に強い人が多かったような気がします。

1枚目の写真の右上に女性が見えますね。そういえば宴会は男性集団と女性集団に分かれていたような・・・。写真下のジンギスカンを焼くストーブの煙突を代用したものは事前に幹事が作り、宴会が終わると捨てるのですが、ブリキの煙突(長さ60㎝ぐらいだったでしょうか)を半円形に切り平らにするのですが、平らにはならず僅かにカーブを残してしまいますから、脂が下にしたたり落ち最適な鍋がわりでした。