礦業所長骨折す

雄別炭礦の正式名称は、雄別炭礦株式会社雄別礦業所です。ですから最高責任者は「礦業所長」となります。雄別炭礦は主力炭礦ですから礦業所長は取締役でした。

私が入社した時の取締役礦業所長は痩身のTさんで、野球がお好きなようで歓迎に野球をやろうと計画されました。雄別中学校の校庭で就業後軟式野球が行われました。もちろん投手は所長自身です。所長ですから定年まじかのお年だろうと思うのですが、直球も自然にカーブになるような軟投スタイルでした。まあ会社ですから、所長が「自分が投げる」と言ったら誰も止められなかったのでしょう。
しかし事件が起こりました。所長が出塁し2塁に駆け込んだとき、足首を骨折してしまったのです。なにしろ「所長」ですから大騒ぎになり、試合は中止となり歓迎の宴もどうなったのか、今では思い出すこともできません。
野球はできないけどマージャンはできると相手をしたことも覚えています。

野球は盛んで、雄別中学校のグランドを借りて良くやりました。ライトが舌辛川の河川敷がせまってるためホームから近いので、一度ライトオーバーで河原まで飛ばしたことがあり、ホームランと思いましたが2塁をオーバーするところで相手チームに止められてしまいました。「ライトオーバーで河原まで飛ばすと2塁打だ」というのです。雄別ルールだそうです。布伏内の学校ならそんなことはないですけど。
それ以来、ライト打ちを心がけるようになりました。