社宅にて秘密のジンギスカン

雄別炭砿株式会社に4月に入社したのは7人だった。半月東京、2カ月半雄別で研修した。尺別と茂尻への見学以外は実質坑内の採炭や掘進で仕繰・運搬・選炭・測量など全ての炭砿業務も体験させられた。
6月末、配属が決まり茂尻・尺別・釧路・雄別林業(釧路)各1名で雄別3名。雄別組は鉄道・技術と私であった。

雄別の研修中は合宿所が満員のため隣の社宅1軒に7人が寝泊りし、食事と風呂は合宿を利用した。しかし7人の生活となると今思い起こすとむちゃも多かった。坑内から出て真っ黒いすすだらけの顔で、駅近くの雄別商事で買い物をして帰宅するのだが、毎週「ジンギスカン」を社宅の部屋で7人で食べた。

しばらくすると、事務所の庶務課から呼び出された。「社宅内部がジンギスカンのため油が定着してとんでもないことをしてくれた」と大目玉。週2回はやっていたし、合宿のおじさんやお手伝いさんに準備を頼んでいたし、合宿には庶務課の先輩もいたのでつつ抜けだったのだろう。「ジンギスカンは外で」と言われたが美味しいものには目が無く秘密裏に続いた。

あの社宅から合宿に移れたのは、秋たけなわ(昭和40年秋)だった。あの社宅は所長・副長クラスが入る社宅で、はりだしがあるフローリングの部屋があった記憶がある。

 

<管理人注釈>下の写真は、ジンギスカンをした社宅の部屋の写真です。職員合宿が満員の時使用し、第二合宿と呼ばれていました。昭和40年~42年の第二合宿は、職員合宿から一番近い副長クラスの社宅が使われました。閉山間近では、課長の兼務・副長の兼務(課長・副長の人数は揃っていません)にも使われていた社宅です。(昭和42年3月撮影)(阿寒町M氏提供)

S42.03-01
ジンギスカンをした社宅の部屋の写真