雄別炭礦遺産探訪-GPS測定調査

GPS測定調査

雄別に残る各遺構の位置がわからなくなる前に、GPS座標等の測定調査を行なった。 

GPS座標を活用する用途としては、現地を案内する「観光ガイド」、「生涯学習や調査・研究」等が考えられる。GPSが既に活用されている例として、車に付いている「カーナビ」があるが、雄別のような無人地帯では目印となる建物等が全く無く、このままでは役に立たない。

最近の携帯電話・スマートフォン等には、電波の届かない場所であってもGPS衛星の電波は受信できる機能がある。GPS座標を元に、その場所の写真や説明文を同時に表示できるようなソフトがあれば、雄別だけではなく自然環境の多い観光地においても新たな観光スタイルを確立できるのではないだろうか。GPSを利用したソフトの例として「カシミール3D」というソフトがある。
(ホームページ:http://www.kashmir3d.com/
今後、雄別で実際に活用できるかどうか検証していきたい。
GPS測定に使用した機材は「GARMIN GPSMAP 62s 」(開発製造:ガーミンコーポレーション)を使用した。

GARMIN GPSMAP 62S

GPS測定に使用した機材は北緯・東経のほかGPS誤差も表示できる機能がある。測定した場所の上空に枝などの障害物があると、GPS衛星の電波をうまく受信できなくなり誤差が大きくなるため、GPS誤差もあわせて掲載した。また、高度・気圧も測定できる機能があるが、気圧は常に変化しており天気の影響も受けるため、正確な標高を示しているわけではない。遺稿と遺稿との高低差を比べる程度で見て頂きたい。
「Google Map」に直接GPS座標を入力して地図・航空写真を表示する機能がある。実際に測定したGPS座標を入力してみると、航空写真には数メートルの誤差があることがわかる。GPS誤差の範囲内の距離ではあるが、誤差が生じる方角が一定ではない。おそらく航空写真特有のものではないかと思われる。正確な遺稿の位置を表示するものではないが、現地へ行く際の地理的条件を知る手段としては参考になる。

GPS座標の利用方法

Google MAPの検索画面では、北緯・東経等とそのまま入力しても表示されないため、表記を置き換える必要がある 。
例えば、本稿の二卸入気坑口の座標である、北緯:43°14′58.7″ 東経:144°03′23.9″ は→43°14′58.7″N,144°03′23.9″ Eとする。
南緯であればS,西経であればWと置き換える。
また、別の方法として+43°14′58.7″,-144°03′23.9″ と表記することもできる。 北緯であれば+,南緯であれば-,東経であれば-,西経であれば+となる。

雄別関連の遺稿を以下の6つの項目に分類し、概ね北から南の順に並べてGPS座標・写真等を掲載したので、現地を探訪する際の参考にして頂けると幸いである。位置図については各項目の最後に掲載した。
転落・滑落・遭難の危険が特に高い場所については、調査データの一部を削除し非公開とした。

  1. 炭礦施設・・・18箇所
  2. 鉄道施設・・・駅-14箇所 / 鉄橋-8箇所 / その他施設-11箇所
  3. 水道施設・・・ 5箇所
  4. 橋梁施設・・・11箇所
  5. 学校施設・・・ 3箇所
  6. その他施設・・51箇所
  7. 番外編・・・・ 1箇所

免責事項

本書を元に現地を探訪する際、事故等(ヒグマに襲われる・怪我・遺構からの転落・急斜面からの滑落・崖からの転落・川への転落・交通事故・車上荒らし・遭難・死亡事故・土地所有者に関するトラブル等)に遭遇した場合の責任は負いかねます。事故等これらに遭遇した場合は「自己責任」となります。 如何なる不利益が生じたとしても、本書に関わる関係者は一切の責任を免れるものとします。

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